最近のツイートで、公式のXRP Ledger Foundationは、rippledバージョン3.0.0のリリースを受けて、XRPLのノードオペレーターに対して緊急アップグレードを発表しました。
XRP Ledger Foundationによると、XRPL v3.0.0は新しい（現在は無効化されている）改正案、LendingProtocol、DynamicMPT、fixDelegateV1_1を追加しています。これらの改正案はほぼコードが完成していますが、まだ投票には開放されていません。
このような状況を踏まえ、ノードオペレーターにはサービスの継続性を確保するため、できるだけ早くアップグレードすることが求められています。さらに重要なのは、ノードオペレーターや開発者が、これらの改正案をスタンドアロンモードでテストし、バグを早期に特定し、有効化時のリスクを低減することが推奨されています。
XRP Ledgerのコンセンサスメカニズムの利点の一つは、ノードオペレーターや開発者が、提案された改正案が本番ネットワークで完全に有効化される前に、自分のサーバーをスタンドアロンモードで動作させてrippledの挙動をテストできることです。
rippled v3.0.0のリリースには、いくつかのコアレジャーの改善や修正改正案も含まれています。これには、元の改正案で発見されたバグに対処するToken Escrowの修正も含まれています。
XRPLバリデーターがXRPLエコシステム内の慎重な姿勢に言及
ツイートで、XRPL dUNLバリデーターのVetは、XRP Ledgerエコシステム内で一部の改正案がまだ過半数に達していないという慎重な姿勢について言及しました。
rippled v3.0.0に含まれるいくつかの改正案はまだ過半数に達しておらず、投票は継続中です。xrpscanのデータによると、「fixIncludeKeyletFields」、「fixMPTDeliveredAmount」、「fixTokenEscrowV1」、「fixPriceOracleOrderfix」はコンセンサスの20.59%にしか達しておらず、AMMClawbackRoundingはわずか17.65%にとどまっています。
Vetによると、XRPLにはさらなるイノベーションや機能が求められているため、いくつかの改正案が採用または提案されています。
Vetは、Ledgerを破損させるバグを防ぐために適切なテストの重要性を強調し、XRP Ledgerの参加者の協力を呼びかけています。彼は、AMMバグや、最近ではPermission Delegationバグの事例を挙げており、これらは機能が公開される前に発見され、XRP保有者に壊滅的な影響を与える可能性があったと述べています。
その他のニュースとして、XRPエクスプローラーのxrpscanはChainabuseとの統合を発表しました。これにより、Chainabuseに報告された疑わしいアカウントをフラグ付けし、詐欺被害に遭ったXRPユーザーをChainabuseにリダイレクトして暗号資産詐欺を報告できるようになります。
