主なポイント
- ENAは取引量がほぼ2倍となり、約18%急騰しました。
- MORPHOは7%上昇し、共同創設者が大規模な開発を指摘しました。
- 21SharesがEENAおよびMORPHのETFのデビューを発表しました。
主要な暗号資産ETP発行者の一つである21Sharesは、Ethena（ENA）およびMorpho（MORPHO）に連動した2つの新しい上場投資商品を発表しました。この発表を受けて、両トークンの価格は急騰しました。
新商品である21Shares Ethena ETP（EENA）および21Shares Morpho ETP（MORPH）は、現在SIX Swiss Exchange、Euronext Amsterdam、Euronext Parisなどの主要な欧州取引所で取引されています。
本日、私たちは2つの新商品、21Shares Morpho ETP（MORPH）と21Shares Ethena ETP（EENA）のローンチを誇りに思います。これらのローンチにより、2025年には16種類の完全に現物裏付けされた新しいETPを導入したことになります。pic.twitter.com/pb1KbWwa2f
— 21shares (@21shares) 2025年12月3日
これらの商品は、投資家にとって馴染みのある規制された金融インフラを通じて、急速に拡大するDeFiエコシステムへの直接的なアクセスを提供します。
「EthenaとMorphoは、オンチェーン金融インフラにおける最も重要な2つの進歩を表しています。1つはグローバルなドル市場に取り組み、もう1つは分散型クレジットを再定義しています」と21Sharesのグローバルプロダクト開発責任者Mandy Chiuは述べています。
これは、21Sharesが以前にNasdaq Stockholmで6つの追加ETPのクロスリスティングを発表した後のことです。これには、21Shares Aave ETP（AAVE）、Crypto Basket Index ETP（HODL）、Cardano ETP（AADA）、Chainlink ETP（LINK）、Polkadot ETP（ADOT）、Crypto Basket 10 Core ETP（HODLX）が含まれます。
ENA、採用拡大で急騰
EthenaのネイティブトークンENAは、18%の大幅な価格上昇を記録し、日中高値は$0.2802となりました。現在の取引価格は$0.2783で、この上昇により時価総額は20億ドル、市場取引量はほぼ2倍の3億6700万ドルに達しています。
一方、Ethena Labsは11月を「激しい拡大の期間」と表現し、ENAが新たなプラットフォームに上場したことを強調しました。プロジェクトは、より広範なオラクルの透明性、主要パートナーとの統合、USDeステーブルコインの採用拡大についても言及しています。
11月に@ethena_labsで起こったこと：
• $ENAが@RobinhoodAppで取引開始。
• $ENAが@unitxyz経由で@HyperliquidXスポットで取引開始。
• オラクル仕様ダッシュボードをローンチし、パートナーオラクル設計、担保の可用性、リスクに関する透明性を提供…
— Ethena Labs (@ethena_labs) 2025年12月3日
直近の価格急騰にもかかわらず、ENAは最高値の$1.52からは大きく下回っています。
MORPHO、強気転換
一方、Morphoトークンは過去1日で7%上昇し、最高値$1.50に達した後、$1.45付近で取引されています。依然として最高値$4.17からは大きく下落していますが、MORPH ETPのデビューにより、従来の投資家にとってMorphoへのエクスポージャーがより容易になりました。
プロトコルの基盤であるMorpho Blueは、すでに数十億ドル規模の預金とアクティブローンをサポートする、カスタムかつリスク分離型のクレジット市場を可能にしています。共同創設者のMerlin Egaliteは最近、DeFiが中立的な金融基盤として機能するためには、不変かつ非カストディアルなシステムに依存する必要があると述べました。
DeFiが本当に金融システムの基盤となるためには、プロトコルは不変かつ非カストディアルである必要があります。そうすることでインフラが信頼できる中立性を保ち、誰でも安全に利用でき、ロックインや排除の心配がありません。
これがMorphoチームが… pic.twitter.com/AWcZJ1iTrZ
— Merlin Egalite 🦋 (@MerlinEgalite) 2025年12月2日
MorphoのVault V2設計は、タイムロック、独立したSentinelによる監督、市場レベルでユーザーが直接ポジションを償還できる仕組みを通じてこれを実現しています。これらの機能は、プロトコルの中立性を維持しつつ、ユーザーを保護することを目的としています。
