Morgan Stanleyは成長ポートフォリオに最大4%の暗号資産エクスポージャーを推奨、Morgan StanleyはBitcoinを「デジタルゴールド」と呼ぶ
Morgan Stanleyは、来年リテール向けの暗号資産取引を開始する準備として、クライアントのポートフォリオにおける暗号資産の新たな配分上限を示しました。
- Morgan Stanleyのアナリストは、特定のクライアントポートフォリオにおいて最大4%までの暗号資産配分を推奨しています。
- この金融サービス大手は、Bitcoinをデジタルゴールドと見なすことができると述べました。
- Morgan Stanleyは、子会社E-Tradeを通じてリテール向け暗号資産取引の提供を目指しています。
2023年10月のグローバル投資委員会(GIC)レポートで、Morgan Stanleyのアナリストは、インカムおよびバランス成長戦略のモデルポートフォリオには1%から2%の保守的な暗号資産エクスポージャーを、そして「オポチュニスティック成長」に焦点を当てたポートフォリオには最大4%までを推奨しました。
「GICの配分モデルには暗号資産への明示的な配分は含まれませんが、我々は金融アドバイザーとクライアントがマルチアセットポートフォリオの一部として柔軟に暗号資産を配分できるようサポートすることを目指しています」とレポートは述べています。
Morgan StanleyはBitcoinを「デジタルゴールド」と呼ぶ
Morgan Stanleyのアナリストは主にBitcoinに注目しており、それが「デジタルゴールド」に類似する希少資産であり、分散投資ポートフォリオにおいて長期的な価値を提供すると考えています。同時に、資産クラスのボラティリティの歴史や、市場全体がストレス下にある際に連動しやすい傾向を踏まえ、金融アドバイザーには「保守的なアプローチ」を取るよう助言しています。
「GICは、金融アドバイザーおよびクライアントに対し、暗号資産配分を含むマルチアセットポートフォリオのリバランスを定期的、周期的に行うことを推奨します。できれば四半期ごと、少なくとも年1回が望ましい」と著者らは記し、リバランスによってリスクをポートフォリオの目標に合わせ、時間の経過とともに特定の資産クラスへの過度なエクスポージャーを防ぐことができると付け加えました。
この動きについて、BitwiseのCEOであるHunter Horsleyは、暗号資産が「メインストリーム時代」に突入していると述べ、このレポートを「非常に大きな」進展と評しました。

Morgan Stanleyは2026年に暗号資産取引を視野に
Morgan Stanleyは、慎重な配分と規律あるポートフォリオ管理アプローチを提唱しており、機関投資家がBitcoinを財務資産および長期的な価値保存手段としてますます受け入れていると述べています。主要な暗号資産であるBitcoinは、こうした機関需要により最近史上最高値の$125,000を突破し、リテール投資家もこれに追随しています。
この金融サービス大手は、こうした需要を取り込むための計画も進めており、2020年に買収したディスカウントブローカーE-Tradeを通じて暗号資産取引の導入を目指しています。
プラットフォーム開発のため、Morgan Stanleyは暗号資産スタートアップのZerohashと提携していますが、統合や製品展開の詳細なスケジュールはまだ最終決定されていません。初期報道では2026年のローンチが示唆されています。
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