SECが複数のイーサリアム現物ETFの19b-4を承認｜暗号資産のトレンド

1. 主な取引所のトレンド

• コインベースがAVAXステーキングサービスの開始を発表。

• コインベース（COIN.O）がDogecoin論争に関する最高裁判例で敗訴。

2. 暗号資産のトレンド

• 米国証券取引委員会、BlackRock、Fidelity、Grayscaleを含む複数のイーサリアム現物ETFの19b-4を承認。ETFの発行者は、取引を開始する前にS-1登録届出書を発効させる必要がある。SECはS-1について発行者と協議を始めたばかりである。このプロセスにどれだけの時間がかかるかは不明だが、数週間かかるのではないかと推測するアナリストもいる。

• リキッドリステーキング・プラットフォームのSwell Networkは、現在、rswETHの出金の監査を含め、TGEに必要な手配を最終的に進めていると発表した。しかし、TGEの正確な日程は未定だが、数週間以内に行われる見込みだ。

• ブルームバーグは、香港証券先物委員会がイーサリアムETFの発行会社にステーキングサービスを提供することを認める方向で協議中であると報じている。

• ConsensysのCEOであるジョー・ルービン氏によると、同社は暗号ネイティブな手法を使って公共投資を呼び込みたいと考えており、買収の機会をうかがっているとのこと。また、株式公開をするのであればブロックチェーン・アプローチを選択する予定で、監査法人KPMGと協力していると述べた。

• zkrollupベースのイーサリアムレイヤー2ネットワークであるTaikoが、総供給量10億（上限5%）のTKOトークノミクスモデルを発表。

3. 資金調達のトレンド

• RWAレイヤー2ネットワークのPlume Networkが、Haun Venturesを中心にGalaxy Ventures、Superscrypt、A Capital、SV Angel、Portal Ventures、Reciprocal Venturesが参加するシードラウンドで1,000万ドルの資金を調達。

• Fantom Foundationが、Sonic Foundationを支援する戦略的資金として1,000万ドルを調達。今回の資金調達ラウンドはHashedが主導し、UOB Ventures、Signum Capital、ソフトバンク、Aave Foundationなどが参加した。

• 米国のブロックチェーン・スタートアップであるAlphaledgerが、EJF Capitalが主導し、KDXが参加するシリーズA資金調達で950万ドルを調達。Alphaledgerは、2021年にシードラウンドで600万ドルの資金を調達し、ライセンスを受けたブロックチェーンを使用して、初のブロックチェーンベースの米国地方債を発行した。

• Inception Capitalは、イーサリアムL2実行環境であるMultiVMの690万ドルの初期段階の資金調達ラウンドにLatticeと共に参加したと投稿しています。

• 分散型ガバナンス・インフラ・プロジェクトであるDora Factoryが、Nomad Capital、No Limit Holdings、Sky9 Capital、UVM Signum Blockchain Fund（Signum CapitalとUOB Venture Managementが運営するウェブ3ベンチャー・キャピタル・ファンド）、Cai Wensheng氏のLongling Investment Group、CosmosのOG Interop Ventures、Eigenlayerの共同創業者カルヴィン・リュー氏など、15の有名企業や個人が参加する戦略的資金調達ラウンドで1,000万ドルを調達。

4. 規制のトレンド

• モンテネグロのアンドレイ・ミロビッチ法務大臣は、テラフォーム・ラブズの共同設立者であるド・クォン氏に関する調査について、米国証券取引委員会（SEC）執行部長のGurbir Grewal氏を含むSEC関係者と協議している。本稿執筆時点では、ド・クォン氏はまだモンテネグロにおり、裁判所が米国と韓国からの身柄引き渡し要求を検討している。

• 米国SECのゲーリー・ゲンスラー委員長は、「SECには法的手段があり」、暗号資産を取り締まるための法律は必要ないと考えているが、すべての暗号資産トークンが証券であるとは限らないと述べている。