米国の住宅ローン金利は昨年10月以来の最低水準に低下したが、金利低下を機に買い手が市場に参入し始めた。

フレディマックは木曜日、米国の30年固定住宅ローンの平均金利が先週6.19%となり、2週連続で低下し、昨年10月末以来の最低水準に達したと発表した。前週は6.23%、1年前の平均は6.69%だった。経済的な圧力が住宅購入者を圧迫しているため、住宅購入活動は依然として低迷している。しかし、金利が6%近くまで低下したことで、一部の人々は購入への関心を高めている。住宅ローン銀行協会のデータによると、11月28日までの週に住宅ローン購入申請件数は2.5%増加し、2023年初頭以来の高水準に達した。同協会の副チーフエコノミスト、ジョエル・カン氏は、「住宅価格の上昇鈍化と在庫の増加により、一部の購入者が市場に戻ってきたものの、経済全体の見通しをめぐる不確実性が続いているため、週次結果はまちまちだ」と述べた。