RedotPayは、ステーブルコインを活用した決済を専門とするフィンテック企業であり、グローバルな送金能力を拡大するためにRippleのクロスボーダー決済技術を統合しました。この取り組みには、ユーザーが暗号資産を送信し、受取人がナイジェリア・ナイラ（NGN）を現地銀行口座で直接受け取れる新しいオプションの開始も含まれています。
このアップデートは12月2日に発表され、ユーザーがデジタル資産をNGNにより簡単かつ迅速に変換できるようにすることを目的としています。ナイジェリアの銀行口座を持つ認証済みのRedotPay顧客は、送信者がXRPやその他対応する暗号資産を送金した場合、数分以内に資金を受け取ることができます。
クロスボーダー決済は、多くのユーザーにとって依然として遅く、コストが高いままです。国際送金は通常数日かかり、平均で6％を超える手数料が発生します。より迅速かつ低コストな代替手段への需要が高まる中、Rippleの決済技術は、RedotPayがほぼ即時の決済と透明性のある価格設定を提供しようとする試みを支援しています。
新しいNGN支払い機能は、USDC、USDT、BTC、ETH、SOL、TON、TRX、XRP、BNBなど、幅広いデジタル資産に対応しています。RedotPayは、Rippleのエンタープライズグレードのインフラストラクチャが、より迅速な決済と予測可能な換算をプラットフォームにもたらすと述べています。Rippleの今後登場予定のRLUSDステーブルコインも、利用可能になり次第追加される予定です。
Rippleのアジア太平洋地域で商業運営を統括するJack Cullinane氏は、このパートナーシップはブロックチェーンベースのソリューションが個人と企業の両方にとって国際決済をどのように簡素化できるかを示していると述べました。
RedotPayは、デジタルワーカー、フリーランサー、起業家、海外から送金する人々を支援する戦略の一環として、より多くの国への支払いオプションの拡大を続ける計画です。
NGNの展開は、RedotPayが以前にブラジルとメキシコ向けに同様のサービスを導入したことに続くものです。これらの国では、ユーザーが暗号資産を送信し、受取人がBRLまたはMXNで資金を受け取ることができます。Ripple Paymentsとの統合により、同社はステーブルコインの利用とデジタル送金が急速に拡大している新興市場での存在感を強化しようとしています。
