主なポイント
- 同社のCFTC規則40.6(a)に基づく自己認証申請は、義務付けられた10日間の審査期間が終了したことで承認されたようです。
- 現在のCoinbaseのようなスポット取引所は州のライセンスで運営されていますが、Bitnomialは連邦の認可のもとで取引を行うことになります。
- この進展は、CFTCのCrypto Sprintイニシアチブと一致しており、アメリカのデジタル資産リーダーシップ目標を支援しています。
シカゴを拠点とするフィンテック企業Bitnomialは、米国で初めてDesignated Contract Market（DCM）ライセンスを取得した暗号資産取引所として、スポット暗号資産取引を提供する可能性があります。
同社は、Commodity Futures Trading Commission（CFTC）に対し、規則40.6(a)に基づく自己認証宣言および申請書を提出しました。この法律は、DCMが特定の要件を満たす限りスポット商品を提供することを認めています。
申請書によると、Bitnomialはスポット取引を統合するために一部の社内規則を更新しています。新しい規則は、同社のDCM基準への準拠には影響せず、文書によれば11月28日から施行されています。
12月までに連邦規制下のスポット暗号資産取引が実現？
CoinbaseやKrakenなど多くの取引所が米国でスポット暗号資産取引を提供していますが、すべて州当局によって規制されています。他のDCM、例えばCboeもスポット取引を提供していますが、その取引所のスポット取引部分は州のライセンスで運営されています。Bitnomialは、連邦の認可のもとでスポット暗号資産取引を提供する初のDCMとなります。
そして、見たところBitnomialの申請はすでに承認されています。同社は11月13日付で申請書を提出しました。規則40.6(a)によれば、CFTCは同社の「自己認証」フォームを却下するための10日間の猶予期間を持っていました。
「40.6(a)規則の自己認証」は、CFTCが「Crypto Sprint」プログラムを発表した後の9月に最後に改正されました。CFTCの暫定委員長Caroline Phamの声明によれば、このプログラムの目的は、Donald Trump大統領の「アメリカを世界の暗号資産の中心地にする」というビジョンを加速させることです。
規則によれば、新しい社内規則は「委員会が10営業日間の審査期間中に、本項(c)に基づき認証の停止を発行する意図を登録事業体に通知しない限り、認証されたものと見なされます。」
CoinspeakerはBitnomialに確認のため連絡しましたが、即時の回答は得られませんでした。CFTCは本記事公開時点で申請に関する公式コメントを発表していません。
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