ナスダックの幹部：トークン化株式計画を全力で推進中、SECの承認を最優先事項に設定

ChainCatcherの報道によると、Nasdaqのデジタル資産戦略責任者であるMatt Savareseは、取引所がトークン化株式の提案についてSECの承認を最優先事項とし、「できる限り迅速に推進する」と述べた。この提案は、投資家がNasdaqプラットフォーム上で公開上場企業の株式を基盤としたトークン化資産を取引できるようにすることを目的としている。

Savareseは、Nasdaqが「既存のシステムを覆そうとしているわけではなく」、SECの規制枠組みの下で「責任を持ち、投資家志向」の方法でトークン化資産を主流化させたいと強調した。今後は、パブリックコメントや規制上の課題に基づき、提案を継続的に改善していくと述べた。

報道によれば、トークン化株式は今年の暗号資産業界で議論の中心の一つとなっている。今年9月、Galaxy Digitalは主要なブロックチェーン上で企業株式をトークン化した最初のNasdaq上場企業となったと発表した。さらに、多くの業界関係者は、トークン化株式が暗号エコシステムにもたらす価値の増加について慎重な見方を示しており、トークン化資産が主に各種レイヤー2ネットワーク上で運用される場合、その価値がEthereumやより広範な暗号市場に還流する余地は限定的かもしれないと考えている。