ビットコイン上場投資信託（ETF）は木曜、6日連続で続いた資金流出の流れを断ち切り、再び資金流入を 記録した 。トレーダーの間では、BTC価格が50週間指数平滑移動平均線（EMA）を維持できれば反発局面が近いとの見方が広がっている。
ビットコインETF、2億4000万ドル流入で反発
米国の現物ビットコインETFは、木曜に日次ベースで2億4000万ドルの純流入を記録し、6日間にわたる資金流出の連鎖を止めた。
この流出期間は10月29日に始まったが、今週火曜には5億7774万ドルという最大の資金流出が発生していた。
この連続流出は、ビットコイン市場の調整に伴うもので、BTC価格は6月以来初めて10万ドルを下回った。BTC/USDは火曜日に4カ月ぶりの安値9万8900ドルをつけたが、その後金曜日までに3％ほど回復している。
ビットコインETFの流出入. Source: SoSoValue
「50週EMA」が強気派の防衛ライン
火曜日に9万8000ドルまで下落したビットコインは、その後すぐに10万ドルの心理的節目を回復。この水準は50日EMAと重なっており、強気派が積極的に防衛していることを示している。
このトレンドライン（チャート上の黄色線）は2023年9月以来、価格を支える重要なサポートとして機能しており、ここを割り込めば強気派にとって致命的な打撃となる。
ユーチューバーのラーク・デイビス氏は X投稿 で、「ビットコインは現在、50週SMA（単純移動平均線）上にあり、まさに“境界線上”に立っている」と指摘し、「もしこの水準を下回って週足が確定すれば、事態は複雑化する」と述べた。
BTC/USD 週足チャート Source: Cointelegraph/ TradingView
テクニカルアナリストのチャド氏も「ビットコインは依然として50週EMAを維持している」とした上で、BTC/USDペアが週足でこの水準を上回って引けることが重要だと 述べている 。
また、アナリストのレクト・キャピタル氏は「ビットコインは50日EMA付近で底打ちの兆候を見せている」と指摘し、この水準が維持できれば底値の確定につながると分 析した 。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント！【PR】
