Ethereum開発者、Fusakaアップグレードの公式実施日を12月3日に設定
イーサリアム財団の研究者たちは、木曜日のAll Core Devsコールで、次期メインネット大型アップグレード「Fusaka」の正式な日程を決定しました。後方互換性を持つFusakaハードフォークでは、約12件のEthereum Improvement Proposalが実装されます。
Ethereumの次期大型アップグレードの最終テストネット展開から2日後、Ethereum Foundationの研究者たちは、Fusakaと呼ばれるメインネットのハードフォークの正式な日程を発表しました。
木曜日に行われたAll Core Devsコールで、EFの研究者はFusakaの本番稼働日を12月3日（UTC+8）とすると発表しました。開発者たちは少なくとも9月中旬からこの日程を暫定的に目標としていました。
Fusakaは今週火曜日、Hoodiテストネットで稼働を開始し、今月初めにHoleskyおよびSepoliaテストネットでの成功した展開に続き、メインネット稼働への最終段階に入りました。
後方互換性を持つFusakaハードフォークでは、ベースチェーンおよび周辺のLayer 2エコシステムの持続可能性・セキュリティ・スケーラビリティを向上させるため、約12件のEthereum Improvement Proposalが実装されます。
特に注目すべきは、FusakaでPeer Data Availability Sampling（PeerDAS）が実装される点です。これはバリデータがデータへアクセスするための効率的な手法です。PeerDASは当初、2月のEthereumの前回大型アップグレードPectraで導入予定でしたが、テストの必要性から延期されていました。
また、FusakaではEthereumのブロックガスリミットが3,000万から1億5,000万ユニットに引き上げられ、blob capacityが急速に2倍になると予想されています。
先月、非営利団体Ethereum FoundationはFusakaに関する4週間の監査コンテストを開始し、ハードフォークがメインネットに到達する前にバグを発見したセキュリティ研究者に最大200万ドルの報酬を提供しています。
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