ChainlinkがStreamexと提携し、クロスチェーンの金担保型ステーブルコインGLDYを支援

Streamex Corp.は、Chainlinkと提携し、その技術を活用して、金に裏付けられたステーブルコインGLDYに対して、機関投資家向けの透明性とクロスチェーン機能を提供します。

Nasdaq上場のStreamex Corp.は、コモディティのトークン化を行う規制プラットフォームであり、Chainlink（LINK）と公式オラクルおよび相互運用性プロバイダーとして提携し、金に裏付けられたステーブルコインGLDYに関して、機関投資家により高い透明性と信頼性を提供します。

この合意のもと、StreamexはChainlinkの主要技術であるProof of Reserve、Price Feeds、Cross-Chain Interoperability Protocolを統合します。

これらの統合により、GLDYを裏付ける金準備のリアルタイム検証、改ざん不可能な市場データの提供、Base（BASE）やSolana（SOL）などのブロックチェーンネットワーク間での安全なクロスチェーン送金が可能となります。

Chainlinkはトークン化金融分野での存在感を拡大し続けている

Streamexとの提携は、トークン化資産における透明性と信頼性を確保するためにChainlinkの技術を活用する機関が増加しているというトレンドと一致しています。

今年初め、Backed FinanceはChainlinkのProof of Reserve、Cross-Chain Interoperability Protocol、Price Feedsを統合し、トークン化された株式やETFなどの現実資産の担保状況を検証しています。この統合により、各トークンが基礎資産によって1:1で完全に裏付けられ、異なるブロックチェーンエコシステム間で安全に送金できることが保証されています。

直近では、Crypto FinanceがChainlinkのPoRを採用し、nxtAssetsデジタル資産上場投資商品に対して、Bitcoin（BTC）やEthereum（ETH）の準備資産データを検証可能な形で提供しています。これにより、機密性の高いウォレットアドレスを公開することなく、カストディ資産の暗号学的検証が可能となっています。

一方、ChainlinkのネイティブトークンであるLINKは、10月10日のフラッシュマーケットクラッシュ時の15ドルからやや回復し、現在は17ドルから19ドルの間で取引されています。アナリストは、トークンが46ドルまで上昇する可能性を示唆していますが、離陸前に15ドル水準を再度試す可能性もあると指摘しています。