主なポイント
- Aptosは取引量が35%急増し、4%上昇。大手銘柄の多くを上回るパフォーマンスを記録。
- BlackRockのBUIDLはAptosに5億ドル相当のトークン化資産を追加し、AptosはBUIDLチェーンで2位に。
- Jump CryptoはAptos Labsと共同で構築した分散型ストレージレイヤー「Shelby」を発表。
Aptos APT $3.27 24時間ボラティリティ：3.9% 時価総額：23.5億ドル 24時間取引高：3.48億ドル。低迷する暗号資産市場の中で数少ない好調銘柄の一つとなり、過去24時間で約4%上昇し、取引量も35%増加した。
CoinMarketCapのデータによると、このレイヤー1ブロックチェーンは時価総額23.2億ドルを回復したが、依然として過去最高値19.90ドルから83%下落した水準で取引されている。
今回の上昇は、BlackRockによるトークン化イニシアティブの拡大と、Jump Cryptoによる高性能分散型ストレージプロトコル「Shelby」の発表という2つの大きな要因によるもので、APTは2025年に買うべき暗号資産の一つとなっている。
BlackRockのBUIDLファンド、Aptosに5億ドルを投入
BlackRockのDigital Liquidity Fund（BUIDL）は、Aptosに5億ドル相当のトークン化資産を追加し、BUIDLの資産展開においてEthereumに次ぐ2番目に大きいブロックチェーンネットワークとなった。
🚨 @BlackRock のBUIDLからさらに5億ドルがAptosに到着しました。
これによりAptosはRWAで再びトップ3入りし、オンチェーンのトークン化資産は12億ドル超。そして今、BUIDLの導入で2位となりました。
機関投資家はAptosを選んでいます。重要なものを動かすチェーンです。pic.twitter.com/vT3jfZYmPb
— Aptos (@Aptos) 2025年10月21日
この追加により、Aptos上でトークン化された実世界資産（RWA）の総額は12億ドルを超え、全ネットワーク中で世界3位となった。
BUIDLファンドは、BlackRockとトークン化プラットフォームSecuritizeが共同で立ち上げたもので、米国債、現金、レポ契約など低リスク・高流動性の金融商品に投資している。2024年3月にEthereum上で展開され、2024年11月にAptosにも拡大した。
Jump CryptoとAptos、Shelbyを発表
一方、Jump CryptoはAptos Labsと共同で構築した分散型・高性能ストレージソリューション「Shelby」のローンチを発表した。このプロジェクトは、ブロックチェーン分野におけるスケーラブルで効率的かつ分散型のストレージ不足を解決することを目指している。
詳細なスレッドでJump Cryptoは、ブロックチェーン、オラクル、クロスチェーンシステムは急速に進化しているが、堅牢な分散型ストレージが欠如しているため、実際の実行はAWSやGoogle Cloudなどの中央集権型プロバイダーに依存していると述べた。Shelbyはこの状況を変えようとしている。
ストレージは欠けていたレイヤーです。ブロックチェーンは高速で動作し、オラクルも機能し、メッセージはチェーン間を移動します。しかし高性能ストレージがなければ、実際の実行は中央集権のままです。
私たちは@AptosLabsとともにShelbyを構築し、この課題を解決します。 https://t.co/VFtuFRQp4P
— Jump Crypto 🔥💃🏻 (@jump_) 2025年10月21日
このシステムは、調整のためのAptosブロックチェーン、アクセス用のRPCノード、基盤データのための分散型ストレージプロバイダーを組み合わせている。
Shelbyのアーキテクチャは、通常4.5以上のレプリケーションファクターを2に抑え、過剰な冗長性なしにデータ耐久性を確保するイレイジャーコーディングを採用するなど、主要な効率改善を実現している。
この設計により、Shelbyは従来のクラウドサービスとコスト面で競争可能となり、リードは1GBあたり約0.014ドル、ライトは1GBあたり月額0.01ドル未満で提供される。
「Shelbyは開発者にブロックチェーンがこれまで欠いていたものを提供します。サブセカンドのストレージアクセス。プログラム可能なデータレイヤー。ゲートキーパーなし。実用的なアプリケーションには台帳以上のものが必要です。動くデータが必要です」とJump Cryptoは述べている。
同社はまた、このシステムはPyth Network（オラクル）、Wormhole（メッセージング）、Firedancer（Solana）、DoubleZero（ネットワーキング）など、他のインフラ事業で得た教訓に基づいて構築されていると付け加えた。
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