ブリティッシュコロンビア州、新たな暗号資産マイニングプロジェクトの恒久的な禁止を求める

カナダで人口第3位の州であるブリティッシュコロンビア州は、地域の電力供給を維持するために、新たな暗号資産マイニングプロジェクトが政府の電力網に接続することを恒久的に禁止する計画を発表しました。

「これらの措置は、前例のない電力需要に対応し、ブリティッシュコロンビア州およびカナダの経済的利益が、同州の増加するクリーンエネルギー供給の配分に反映されることを保証します」とプレスリリースは述べています。

同州はすでに月曜日にエネルギー法改正案を州議会に提出しており、雇用を創出し、公共収入を生み出すと期待される産業分野に電力が供給されることを保証します。

また、他の管轄区域で新興産業による無制限の電力需要が納税者の大幅な料金引き上げにつながった事例も挙げられました。

「新しい配分フレームワークでは、鉱業、天然ガス、最も排出量の少ないLNGといった重要な成長分野を優先し、クリーンエネルギーがブリティッシュコロンビア州民に最大の利益をもたらすプロジェクトに向けられるようにします」とエネルギー・気候ソリューション大臣のAdrian Dix氏は述べました。

2025年秋から、ブリティッシュコロンビア州はデータセンターやAIへの電力配分を制限する複数の政策調整を導入し、主に水力発電に依存する州営電力会社BC Hydroへの新たな暗号資産マイニングの電力接続を全面的に禁止する予定です。

ブリティッシュコロンビア州はすでに2022年に新規暗号資産マイニング接続の一時停止措置を講じており、今回の政策変更によりこの停止が恒久化される見込みです。

「この法案により、North Coast Transmission Lineという国づくりのプロジェクトをより迅速に進め、産業成長と雇用創出を責任を持って支えるクリーン電力を供給できるようになります」とブリティッシュコロンビア州首相のDavid Eby氏は述べました。