米国政府のシャットダウンにより暗号通貨ETFの承認が停滞

 米国政府のシャットダウン中でも、規制当局は詐欺行為や市場の緊急事態に対して引き続き措置を講じることができますが、日常業務は停滞します。新規株式公開（IPO）、ETF、その他の登録書類は遅延する可能性があり、ルール策定作業も一時停止される場合があります。通常、不要不急の職員は一時的に解雇されます。

現物ETFは取引開始のためにSECのDivision of Corporation Financeから正式な承認を受ける必要があるため、Litecoin、Solana、XRPなどの暗号資産の現物ETFの発行計画は、政府資金が回復するまで待たなければならない可能性があります。

BloombergのETFアナリストであるEric Balchunasは、「これは雨で中断された試合のようなものだ」と述べています。この状況は、次の出来事によって裏付けられています。「Crypto In America」がSECに関連事項の確認を求めた際、広報担当者は政府のシャットダウンによりメディアからの問い合わせに対応する能力が制限されていると述べました。

今週初め、SECが一般的な上場基準を承認した後、暗号資産ETF発行者と提携する複数の取引所は、19b-4申請書の取り下げを求められました。これらの申請は、一般基準が導入されたことで不要となりました。これらの基準に基づき、暗号資産ETFが展開可能となり、政府のシャットダウンが終了すればETF発行の波が起こる可能性があります。