ウォール街は高給のステーブルコイン専門家を雇用しており、コンプライアンス担当の年収は最高35万ドルに上る。

Sina Financeによると、ステーブルコインブームは仮想通貨ウォレット技術プロバイダーのDfnsに大きな恩恵をもたらしているが、ある意味では、この恩恵は行き過ぎかもしれない。同社の共同創業者であるクラリス・ハゲジュ氏は、1月にスタートアップ企業として1,600万ドルを調達し、現在はステーブルコイン分野の顧客からの需要に応えるために事業を拡大している。しかし、これらの仮想通貨の人気の高まりは人材獲得競争を巻き起こし、従業員わずか42人のハゲジュ氏にとって、17の空きポジションを埋めるのは困難でコストもかかる状況となっている。「今、誰もが莫大な代償を払っている」とハゲジュ氏は述べた。フィンテック人材紹介会社Findの創業者、オーウェン・ディーン氏は、「この分野では今、大規模な人材獲得の『ゴールドラッシュ』が起こっている」と述べている。彼は、同社が過去数ヶ月間に採用したポジションの約80%がステーブルコイン関連だと推定している。ディーン氏によると、米国では、大手従来型金融機関のステーブルコイン戦略責任者の基本年収は通常25万ドルから40万ドルです。英国では、同じ役職の年収は15万ポンドから22万ポンド（約20万3000ドルから29万8000ドル）と見込まれています。米国では、ステーブルコイン分野のコンプライアンス担当上級職の年収は最大35万ドルに達することもあります。