- トランプ家の資産は、WLFIとABTCのローンチ後、今週13億ドル増加しました。
- Eric Trumpが共同設立したABTCは、14ドルで好調なスタートを切った後、約7ドルまで下落し、WLFIも序盤に急騰したものの、その後40％以上下落しました。
- 価格変動にもかかわらず、彼らの資産は現在77億ドルを超えていますが、一部の批評家はこれらのプロジェクトが利益相反を生むと指摘しています。
トランプ家の資産は、彼らが支援する2つの暗号資産プロジェクトが取引を開始したことで、今週13億ドル増加しました。
Bloombergによると、World Liberty Financialは彼らの純資産に6億7,000万ドルを加え、Eric TrumpのAmerican Bitcoin Corp.での持分はピーク時に5億ドルを超えました。WLFIは2025年9月1日、ABTCは9月3日にローンチされ、トランプ家の暗号資産分野への本格的な進出を示しています。
両プロジェクトにボラティリティが発生
Eric Trumpが共同設立したABTCは、Gryphon Digital Miningとの合併を通じて上場しましたが、両トークンともすでに大きな価格変動を経験しています。初日は14ドルまで上昇したものの、その後50％以上下落し6.24ドルとなり、激しい値動きのため取引は5回停止されました。
終値は約7.36ドルでした。トランプ家と関係するDeFiプラットフォームWLFIは、9月1日に246億トークンが取引可能となりました。価格は一時急騰したものの、その後40％以上下落しました。家族は約40億ドル相当のロックされたWLFIトークンを保有しており、これは現在の推定額には含まれていません。
これらを除いても、彼らの総純資産はBloomberg Billionaires Indexによると77億ドルを超えています。トランプ家の暗号資産への取り組みは、前政権下で厳しい規制が続いた後、米国でこの業界の正当性を高める一因となっています。しかし、民主党の議員らは、ファーストファミリーにとって利益相反の可能性があるとして警鐘を鳴らしています。
これらのローンチは、暗号資産の世界における急激な利益と損失の両方を浮き彫りにしていますが、それでもトランプ家の資産を大きく押し上げました。
