香港では、ライセンスを持たずに仮想資産の取引や保管サービスを提供すると、最高7年の懲役刑が科せられる可能性がある。

香港明報によると、香港証券先物委員会と財務局は、デジタル資産（仮想資産）取引および保管サービス提供者に対するライセンス制度の法制化を提案する諮問文書を公表した。文書によると、仮想通貨取引、出金、法定通貨交換といった小規模なものから、仲介業務や大口取引といった複雑なものまで、仮想資産サービス提供者に対し、証券先物委員会へのライセンス申請を義務付けることが提案されている。これは、仮想資産店頭取引（OTC）プラットフォームを監督下に置くことに相当し、昨年の諮問で仮想資産OTCプラットフォームが税関にライセンスを申請する必要があった要件よりもはるかに厳しい。同時に、諮問文書では、法律の発効またはライセンス取得済みとみなされるまでの移行期間は設けられていないとも言及されている。要件を満たさない事業者は、直ちに廃業しなければならない。許可なく営業した場合、最高500万元の罰金と7年の懲役が科せられる可能性がある。